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キウイを早く追熟させる方法は?りんごを使った簡単な裏技を紹介

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スーパーで買ってきたキウイが石のように固くて、食べたら酸っぱさに驚いたという経験はありませんか。キウイは収穫された後に時間が経つことで甘くなる「後熟(こうじゅく)」という性質を持つ果物です。

店頭に並んでいるものはまだ熟しきっていないことも多いため、自宅で少しだけ手を貸してあげる必要があります。今回は、りんごを使って数日で甘くする裏技から、道具を一切使わない驚きの方法まで、すぐに試せる追熟のコツを詳しくまとめました。

この記事の目次

キウイを早く追熟させる方法は?

キウイを早く柔らかくしたい時に最も効果的なのは、他の果物の力を借りることです。果物が熟す時に出す「エチレン」という天然のガスをキウイに浴びせることで、眠っていた熟成のスイッチを強制的に入れることができます。

この章では、家にある身近な果物を使って、キウイの甘みを効率よく引き出す手順をご紹介します。

りんごと一緒にポリ袋に入れて密封する

一番手軽で確実なのが、りんご1個とキウイを同じポリ袋に入れて、袋の口をしっかり縛っておく方法です。りんごから放出されるエチレンガスが袋の中に充満し、キウイに吸収されることで、通常よりも数倍の速さで追熟が進みます。

ただ袋に入れるだけでなく、袋の中の空気を少し残して「ガスがキウイ全体を包み込む状態」を作るのがコツです。早ければ2日、長くても4日ほどで、手で触れた時に弾力を感じるくらいまで柔らかくなります。

袋を閉じずに放置すると、せっかくのガスが外に逃げてしまうため、必ず密閉することを忘れないでください。この時、りんごが傷んでいるとカビの原因になるので、新鮮なものを選んで一緒に詰めましょう。

エチレン放出量の多いりんごの品種を選ぶ

実はりんごなら何でも良いわけではなく、品種によってエチレンガスを出す量には大きな違いがあります。追熟に最も向いているのは、ガスをたくさん放出する「王林(おうりん)」や「つがる」、「ジョナゴールド」といった種類です。

一方で、日本で最もポピュラーな「ふじ」は、保存性が高い反面、エチレンガスがあまり出ないという特徴があります。ふじしか手元にない場合は、追熟に時間がかかるか、あるいはあまり効果が感じられないこともあるため注意が必要です。

以下のテーブルに、エチレンの量による品種の違いをまとめました。買い物に行く際の参考にしてください。

エチレンの量おすすめの品種
多い(追熟向き)王林、つがる、ジョナゴールド、きおう
普通シナノスイート、紅玉
少ない(不向き)ふじ、サンふじ

もし種類が分からない時は、香りが強くりんご特有の甘い匂いがしっかりしているものを選ぶと、ガスの放出も期待できます。

バナナを代用してエチレンガスを浴びせる

りんごが家にない時は、バナナでも十分に代用が可能です。バナナも非常に多くのエチレンガスを出す果物で、特にシュガースポットと呼ばれる黒いポツポツが出始めた完熟バナナは、ガスを出すパワーが非常に強力です。

やり方はりんごと同じで、キウイと一緒にポリ袋に入れて密封するだけです。バナナはキウイよりも傷みが早いため、毎日袋の中をチェックして、バナナがドロドロに溶けてしまわないように気をつけてください。

もしメロンの食べごろを早めたい時に使った残りなどがあれば、それも活用できます。複数の「ガスを出す果物」を一緒に入れるとさらにスピードが上がりますが、柔らかくなりすぎるのも早いため、こまめに確認しましょう。

道具なしですぐに試せる追熟の裏技

「りんごもバナナも家にないけれど、どうしても早く食べたい」という時でも諦める必要はありません。実はキウイ自身の「ストレスを感じると自らガスを出す」という性質を利用した裏技があります。

ここでは、何も買い足さずにキウイ自身の力で熟成を早めるテクニックをまとめました。

机に軽く叩きつけてキウイに刺激を与える

キウイを机などの平らな場所に「コンッ」と軽く叩きつけるだけで、追熟が始まります。これは、衝撃を受けた部分の細胞が壊れることで、キウイがその傷を癒そうとして自らエチレンガスを発生させ始める仕組みを利用しています。

叩く強さは、表面が少し凹むか、中でわずかに「グニュッ」とした感触がある程度で十分です。あまり強く叩きすぎると、そこから腐敗が進んだりカビが生えたりするため、力加減には注意してください。

一度刺激を与えたキウイは、その後の熟成スピードが劇的に上がります。1箇所だけ刺激を与えたら、あとはポリ袋に入れて休ませてあげましょう。

1個だけ少し傷つけて袋に一緒に入れておく

複数のキウイがある場合、そのうちの1個だけを意図的に叩いて刺激を与え、他のキウイと同じ袋に入れます。すると、叩かれたキウイが出したガスが袋の中に広がり、周りの元気なキウイたちまでつられて熟し始めるようになります。

全てのキウイを叩く必要がないため、大切なキウイを傷めすぎる心配がありません。いわば「生贄(いけにえ)」のような役割を1個に任せるイメージです。

この方法は、一度にたくさんのキウイを熟させたい時に非常に効率的です。数日後に袋を開けると、まるで示し合わせたかのように一斉に食べごろを迎えているはずです。

複数ある時は叩いたキウイを「親」にする

たくさんのキウイを順番に食べていきたい時は、1個ずつ日にちをずらして叩いていくのがおすすめです。最初に叩いたキウイを「親」として袋に入れておき、それが熟して食べごろになったら、次の1個を叩いて袋に追加します。

こうすることで、毎日1個ずつ新鮮な食べごろのキウイを楽しむことができます。一度に全部熟してしまうと、後で紹介する保存の手間が増えるため、一人暮らしの方などはこの「リレー形式」が向いています。

  • 1日目:1個目を叩いて袋に入れる
  • 3日目:1個目が食べごろ。2個目を叩いて袋に入れる
  • 5日目:2個目が食べごろ。3個目を叩いて袋に入れる

このように自分のペースに合わせて調整できるのが、この裏技の便利なところです。

追熟を失敗させないための温度管理

エチレンガスの準備ができても、置く場所の温度が適切でないとキウイは上手く熟してくれません。キウイの活動が最も活発になり、美味しくなるための理想的な環境を知っておきましょう。

ここでは、キウイを置くべき場所と、絶対に避けるべき条件について詳しくお伝えします。

15度から20度の常温で保管する

キウイが追熟するのに最適な温度は、だいたい15度から20度くらいと言われています。これは人間が「過ごしやすい」と感じるくらいの室温と同じです。

この温度帯であれば、キウイの中の酵素がしっかりと働き、デンプンが糖分に変わって甘みが凝縮されます。春先や秋口の過ごしやすい時期なら、リビングのテーブルの上などに置いておくだけで自然と美味しくなっていきます。

極端に寒すぎたり暑すぎたりする場所は、キウイにとってストレスが強すぎてしまい、味を落とす原因になります。なるべく温度が一定に保たれている部屋を選びましょう。

冷蔵庫には入れずに日の当たらない場所に置く

早く食べたいのであれば、冷蔵庫に入れるのは厳禁です。冷蔵庫の中は5度以下と非常に低いため、キウイの活動が止まって「休眠状態」になってしまいます。

これでは、どれだけ隣にりんごを置いても追熟は進みません。固いキウイを買ってきたら、まずは袋に入れて戸棚の中や、直射日光の当たらない涼しい部屋に置くようにしましょう。

日光が当たると袋の中の温度が上がりすぎたり、紫外線で皮が傷んだりすることがあるため、日陰を選ぶのがポイントです。

20度を超える夏場の高温に気をつける

一方で、20度を大きく超えるような暑い場所もキウイには不向きです。特に夏場の締め切った部屋などは、追熟というよりも「腐敗」のスピードが早まってしまいます。

温度が高すぎると、甘くなる前に中がドロドロに溶けてしまったり、変な発酵臭がしてきたりすることがあります。夏に追熟させる場合は、なるべくエアコンが効いている部屋に置くか、こまめに状態を確認して早めに冷蔵庫へ移す工夫が必要です。

以下のリストに、温度によるキウイの状態の変化を整理しました。

  • 5度以下(冷蔵庫):熟成が止まる
  • 15度〜20度:ベスト。きれいに甘くなる
  • 25度以上:傷みやすい。腐敗に注意

置く場所の温度に気を配るだけで、失敗の確率はぐんと下がります。

食べごろのキウイを見分けるには?

「そろそろいいかな?」と思って切ってみたものの、まだ中心が固くてガッカリしたことはありませんか。キウイは見た目だけでは熟し具合が分かりにくいので、特有の触り方で見極める必要があります。

ここでは、キウイを傷めずに正確な食べごろを知るための「正しい触り方」を解説します。

縦に持ってヘタ付近の柔らかさを確かめる

キウイの柔らかさを確認する時は、横からお腹を掴むのではなく、縦に持つことが何よりも大切です。キウイは上下にヘタがありますが、このヘタの部分が最後まで固く残りやすいため、ここが柔らかくなっていれば中までしっかり熟している証拠になります。

親指を底に、人差し指をヘタの横あたりに添えて、上下から挟み込むように優しく押してみてください。この時に「弾力のある柔らかさ」を感じたら、まさに今が最高に甘いタイミングです。

全体がブヨブヨになるのを待つ必要はありません。ヘタ周りが少し凹むくらいの感触があれば、十分美味しくいただけます。

全体が耳たぶくらいの硬さになっているか見る

キウイ全体の硬さの目安は、よく「耳たぶ」に例えられます。指で軽く押した時に、スッと凹んでゆっくり戻ってくるような、心地よい弾力がある状態です。

まだ指を跳ね返すようなパンパンとした張りがあるうちは、酸味が強く酸っぱい可能性が高いです。逆に、押した跡がそのまま残って戻ってこない場合は、熟しすぎて中が発酵し始めているかもしれません。

毎日同じキウイを優しく触っていると、その微妙な変化が分かるようになってきます。この「耳たぶ」の感触を目指して、追熟を見守ってあげましょう。

横から強く押して傷ませないように注意する

よくやってしまいがちな失敗が、キウイの真ん中(お腹の部分)を指で強く押してしまうことです。キウイの側面は非常にデリケートで、一度強く押すとその部分の細胞が死んでしまい、そこから茶色く変色したり腐ったりしてしまいます。

スーパーの店頭などでこれをやってしまうと、商品の価値を下げてしまうため、絶対に控えましょう。自宅で確認する際も、横から押すのは厳禁です。

必ず先ほどお伝えした通り「縦に持って上下を確認する」というマナーを守ることで、最後まで綺麗な状態で美味しいキウイを楽しむことができます。

熟したキウイの美味しさを長続きさせる

せっかく食べごろになったキウイ。一度にたくさん熟してしまった場合は、そのまま放置するとあっという間に傷んでしまいます。一番美味しい状態をキープして、最後まで無駄なく使い切るための保存術を覚えましょう。

ここでは、冷蔵保存のコツから、余った時の活用アイデアまで幅広くご紹介します。

野菜室に入れて乾燥しないように保護する

食べごろになったキウイは、今度は劣化を防ぐために冷蔵庫の「野菜室」へ移しましょう。今度はエチレンガスの出ない環境にして、熟成の進行を遅らせてあげます。

保存する際は、1個ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れるのが理想的です。冷蔵庫の中は意外と乾燥しており、そのまま入れておくと皮がシワシワになって果汁が減ってしまいます。

この状態で保存すれば、だいたい1週間ほどは美味しさを保つことができます。食べる1時間ほど前に冷蔵庫から出しておくと、甘みをより強く感じられますよ。

食べきれない分はカットして冷凍保存する

もし大量に熟してしまって食べきれない時は、冷凍保存が非常に便利です。皮を剥いてお好みの厚さにスライスし、ラップを敷いたバットに並べて凍らせましょう。

完全に凍ったら、ジップ付きの保存袋に移して空気を抜いておきます。冷凍したキウイは、そのままシャーベットのように食べたり、ヨーグルトのトッピングにしたりと、生とは違った楽しみ方ができます。

冷凍すれば約1ヶ月は日持ちするため、無理に急いで食べる必要もなくなります。半解凍の状態が一番シャリシャリして美味しいので、ぜひ試してみてください。

柔らかくなりすぎた時はスムージーやジャムにする

うっかり放置して柔らかくなりすぎてしまったキウイも、捨ててしまうのはもったいないです。完熟を通り越したキウイは、酸味が抜けて糖度が非常に高くなっています。

そんな時は、牛乳やバナナと一緒にミキサーにかけて、フレッシュなスムージーにするのがおすすめです。また、砂糖と一緒に煮詰めてジャムにすれば、ヨーグルトやパンにぴったりのソースになります。

キウイに含まれる「アクチニジン」という酵素は、加熱すると弱まるため、ジャムにすると酸味がさらにまろやかになります。最後まで工夫次第で美味しく食べ切ることができますね。

まとめ:キウイを美味しく食べる追熟のポイント

固いキウイを早く甘くするためには、りんごやバナナの力を借りてエチレンガスを効率よく浴びせることが一番の近道です。また、道具がない時でも、キウイを軽く叩くことで自ら熟成を促すことができるのは驚きですよね。

大切なのは、15度から20度の適切な温度でじっくり見守り、縦に持って上下から優しく食べごろを確認することです。石のように固かったキウイが、数日でとろけるような甘さに変わる様子は、一度覚えると癖になります。

ぜひ、今回ご紹介した方法で、最高に美味しいタイミングのキウイを楽しんでください。

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